号泣、鳥肌、傑作✨
最高、感涙、拍手喝采❗《伝説のバンド#クイーン》の感動の物語、映画『#ボヘミアンラプソディ』にアツい感想が大量発生中❗
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— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) 2018年11月9日
なんかもうねー、心揺さぶられ過ぎて、この感情をうまく言葉にできるか自信がないよ。 でも、とにかく、ほんまによかった。 なんで、クイーンと婚活??って思うかもしれないけど、自分的にめっちゃ思うところあったんです! とにかく、いろいろ悩んでるときには、絶対刺さると思います!!!
あらすじ
クイーン再結成の舞台であるチャリティ・コンサート「ライブ・エイド」のステージに上がるフレディの後ろ姿からストーリーが始まります。
時を遡り、クイーン結成の1970年へ。 ザンジバル出身ペルシア系インド人のフレディ(本名はファルーク)。彼はイギリスでは民族的マイノリティであり、容姿のコンプレックスも感じていました。 厳格な父とも折り合わず孤独を感じる日々。
そんななか、ライブハウスでの運命の出会いがありました。 ライブで演奏したバンドのギタリスト、ブライアン・メイと、ドラマーのロジャー・テイラーに抜群の歌唱力を披露し、バンドのリードボーカルに!!
同時にもうひとつの運命、メアリー・オースティンとの出会いも描かれます。 メアリーはフレディが生涯愛した特別な女性と言えるでしょう。
あれ??でも、フレディって男性が好きじゃなかったけ??? と、いうところがですね、もう切なすぎた!!!
物語は様々な名曲の誕生から、メンバーやメアリー、新たな登場人物たちとの関係を描きながら、ラストの「ライブ・エイド」まで、ノンストップで突っ走ります。 本当に息もつけないくらい、濃い時間でした。
ここからネタバレあるよ!!
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自分ではコントロールできない感情
やっぱり、一番婚活中の心に響くと思ったのは、「自分にはどうしようもできない感情」があるってこと。
フレディとメアリー、愛しあっていたけど、最終的には愛情と性的指向の両方を満たすものにはならなかった。そういうことって、LGBTの方じゃなくても起こりうると思うんですよ。「いい人なんだけど、でも何か違う」みたいなことって、よく起こると思うし、自分が思ってる以上に「好み」の部分って強大だったり。 「気持ちなんか我慢すればいいのかな」って思ったり、いろんな感情が出てくると思います。
同性愛の方からしたら、異性愛の人に理解できるような感情じゃないって言われるかもしれないけど…。 でも、恋愛の「どうしようもなさ」っていうのは共通してると個人的には思います。(人間関係全般に言えることかもですが) 友達とか恋人とか夫婦とか、簡単な名前の中に押し込められない全ての関係性をこの映画は描いていて、そして、その存在をそのまま受け入れているように思いました。
婚活中や、婚活に限らずですが、パートナーを探している期間って、本当にいろいろなすれ違いとか、「もしこうだったら?あの人が、自分が、少し違ったら?」っていうタラレバをたくさん経験すると思うんです。 でも、それでいいんだって言ってくれているような気がしました。 「タラレバ言うな」とか断罪したり、焦らしてくるんじゃなくて、そんな時間にも美しさがあるって認めてくれるような。
フレディーとメアリーが向かいの家で乾杯を…っていうシーンは本当に綺麗で、でも本当に切なかったです。今作の切なさがあるからこそ、リアルでラミとルーシー・ボイントンちゃんが付き合ってること、尊すぎる(泣)
ってか、ルーシーちゃんのインスタかわいすぎ!!
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仲間たちとのすれ違い
これも、婚活というか、パートナーいないあるあるかもww フレディと他のメンバーが仲違いをするシーンも胸に迫ります。もちろん音楽性とかいろんな要因があったんだろうけれども、フレディ以外にはみんな家庭があって、関係性が変わって来たこともフレディの孤独を深めた一因だったんでしょうね。 前半の曲作りのシーンが本当にワイワイ楽しかっただけに、つらい…。
ってか、クイーンのメンバーの演技もめっちゃいい!!
フレディを演じたラミ・マレックの演技は各所で絶賛されていることと思います。彼は本当にすごい。元の顔立ちは結構違うと思うんですが、(エキゾチックな魅力は共通してると思うんですけどね)似てる!!下向いた時とか、めっちゃフレディじゃん!!
でも、似てるっていう技術的なこと以外にも、フレディの、おっさんなのになぜか母性をくすぐるというかwかなりめちゃくちゃなことやってても、なぜか愛さずにはいられないチャームを表現できたのは、ラミだったからかなと思いました。
ブライアン・メイ役のグウィリム・リー。超絶技巧のギターソロを事も無げに弾いちゃう感じ好き。そして、We will Rock youのドンドンパッは、ブライアン発だったんですね!
ロジャー・テイラー役のベン・ハーディはめちゃくちゃかわいかった!!日本人の女の子にめっちゃ受けそうww王子様かよ!!甘いマスクなのに、1番アホっぽいのがかわいい。最初、女の子かと思ったもん。私、クイーン全然知らなかったから、カレン・カーペンターみたいにドラマーは女の子なのかと思った!声が男の子で最初びっくりしましたww
ジョン・ディーコン役はジョゼフ・マゼロ。この役、泣かせるね!みんな喧嘩してる時、無言でベース弾きだしたのめっちゃかっこいいし!フレディが病気を打ち明けた時、ツーッて涙が一筋。もらい泣きしました。
ポールという存在
ポール・プレンターという役を演じたのはアレン・リーチ。この役を演じるのは本当に覚悟がいったでしょうね。 もっともファンの恨みを買うであろう役どころですもんね。クイーンについて無知だったので、もしかしたら複数の人物の言動を組み合わせたような人物で実在しないのかもって思ったくらいでしたが、実在の人物なんですね。 でも、ポールもゲイであり、ある意味フレディの理解者でもあるところが、複雑です。歪んだ愛情を抱いてしまう人物。アレン・リーチ、演じ切りました。
親との関係
パパとの関係はほんまに泣いた。 パパもザンジバル革命から逃げてイギリスにやってきて、家族を守るために必死だったんだと思います。やっぱり移民って立場も弱いし、真っ当な道から外れないように歩かせたいと思う気持ちがフレディにとってはプレッシャーになってしまったのかな。
自分も今現在、海外で生活しているので、さらにパパの感じてることもわかるんですよね。
よきことをしろ、的な教えって、悪気なく、家庭持ったり子ども持つのが当たり前みたいな考え含んでることあるしな。(そんな描写はなかったけど) だから、最後にパパがハグしてくれたとき、本当に嬉しかった。 いくつになっても、たとえ多くのファンがいても、やっぱり子どもは親に認められたいって思うんだなぁ…泣
つらかったことでつながった友達と、好きなことでつながった友達と…
ポールとフレディはつらかったことでつながっていたんじゃないかな。 ポールもカトリックの家庭でゲイであることを親は許してくれなかった。
メンバーは、そのへんのつらさっていうのは、共有できないけど、音楽への愛で深くつながっていた。 自分の経験からの話になっちゃうんだけど、つらさでつながる友達って、人生のあるタイミングで必要だとは思うんだけど、それだけじゃダメなんじゃないかと思うんだよね。
例えば、私も親とかある程度厳しいタイプで、あまり愛情表現をいっぱいするタイプじゃなかったからしんどいな、って思う事もあって、大学時代の友達って、その気持ちに共感してくれる人が多かったんだよね。やっぱり、その子たちの親も似たようなタイプで。
お恥ずかしい話ですが、大学の頃とか、社会人なりたてくらいの私は「自信のなさ」を親の育て方のせいにしてたところがあって、でも、あるタイミングで「あー、それ言ってたらいつまで経っても変わらんな」って思ったんですよね。(この考え方もね、本当に虐待された経験とかある方に言ったら、すごく傷つけてしまう考え方だと思うので、絶対押し付けたくはないのですが。)
そっから、やっと好きなことをしはじめた。映画について深く考えることや、ブログを書くこともそんな一環ですw
好きなことでつながってる関係っていうのは、浅い関係のように思える時もあるかもしれないけど、意外とすごく深い部分でつながっていると思うんだよね。
しかも、つらさの場合って、つらさ以外に共通点がなかったりするから、つらさから抜け出さないように足を引っ張ってしまったりということもある気がする…(でも、ほんとに遺族会とか患者会とかはこの限りではないと思います!ひとりで受け止めきれないことって確実にあるから。)
私の場合、「書くこと」が好きだけど、基本的に個人でやることだから、そんなにつながりできないけどw、そもそも「好きなこと」があるだけでも、人ってすごく救われると思う。それに今はネットもあって、昔はひとりでやるしかなかったような趣味でもどんどんつながれるようになってるしね。 私もネット上に書くことで、少しずつだけどつながりができてきているような気がします。
もちろん、「つらさ」と「好き」の両方でつながれている人もいると思うんだよ。 そんな人は本当にお互い大事にしあってほしい。 フレディもジム・ハットンと出会ったしね。彼には、揺るがない部分があって、フレディのような激しい振れ幅があるタイプには、ジムのような人が必要なんだな、と思った。
世間の幸せと違っても
時々、自分はどれだけ世間的な幸せを求めているか思い知らされるようなことがあります。世間に認められていることの威力に、びっくりすることもあります。
家庭を持ってること、子どもを持つことって本当に尊い。
でも、それと全く変わらず、愛情と性的指向の捻れや、コンプレックスや、その他いろんなことで、葛藤しながら生きていくことも、すごく尊いし、美しいと思う。
その気持ちは結婚した今も全く変わらず、さらに強く思うようになりました。
フレディのように、観衆を熱狂させられるような才能がある人はわずかかもしれないけど、でもそんなことは全く関係なく、全ての生き方が、意味や美しさを持っていると、理屈じゃなく納得して、とにかく泣いていた。
ネタバレ終了!
誰と見る?
名作なので、もちろん誰とでも! 観た後に語り合って欲しいです。ひとりで号泣もオススメ! やはり、フレディ主役なので、男性同士のキスシーンなどはありましたが、そんなに生々しいシーンはなかったです。
冗談ばかり言いあう友達だけど、実は気になってるみたいな2人の関係を一歩進めるのとかにも向いてるかも!(ってか、なんやねん、その素敵なシチュエーションw)
人の深い部分に触れてくる映画だから、深い話になるきっかけになるかもしれません。
まとめ
婚活とか、恋愛の悩みがあるときって、恋愛映画よりも、全然違うジャンルの映画の方が突破口になるように思います。 なんか今回全然うまく言葉にできてないけど、この映画は本当に深いところで寄り添ってくれる映画。 ぜひ、一度はご覧ください!
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