映画史に残る名作ですが、まだ観てなかった!
ということで、初めて観ました。
アマゾンのレンタルにあるので、けっこう手軽に観れます。
古い作品ですが、意外と結末を知らない方が多いと思いますし、結末知らないほうが面白い作品だと思うので、よかったらネタバレ読む前にサクッとご覧ください!
※ネタバレ前に警告入れております。
あらすじ
ニューヨークで暮らすミステリアスな女性・ホリーは、同じアパートに越して来た駆け出しの作家・ポールと出会い…。彼女の自由奔放な日々に変化が訪れる…?
原作は読んだけど
原作は読んだことがあったのですが、けっこう違う話なのでびっくりしました!
原作も同じくお洒落で、でも、映画よりもっと淡々とした話でしたね。
これ以上書くとネタバレにつながるので、ネタバレ警告後に書きます。
こっからネタバレあり!
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原作との大きな違いは、映画の方はホリーとポールのラブストーリーであるということ!
原作は、作家(たしかポールという名前もないはず)はホリーのことが気になってるんだろうなって感じはあるんですけど、終始2人の運命は交わらずに淡々と終わるんですよね。
それは、それで儚くもお洒落な感じもありますが、寂しい余韻が残ります。
もしかしたら、現代では描きにくい話かもしれない…
ここから直接的に結末を言ってしまうのでご注意!
いちばんの原作との違いは、タクシーから降りるときのポールの長台詞です。
ここでポールは、自由奔放に見えるホリーだが、実際は人と関わることから逃げているだけだ。籠の鳥になることを恐れているけれど、本当は自分自身が作った檻の中に囚われている…というようなことを言います。
そこで、自分を見つめ直し、ポールを追うホリー。
最後は降りしきる雨の中、ポールとネコちゃんとも再会してハッピーエンドとなります。(個人的に、このネコちゃんが心配過ぎた!!なんとネコちゃんが一瞬捨てられるので思わず「ネコちゃん!!」と叫んでしまいましたよ…泣)
まさに伝統的なハッピーエンド!という感じで、とても素敵なのですが、
「現代では、ちょっと描きにくいテーマになっちゃったかもなぁ」とも思います。
というのも、最近は女性が自立して終わる作品が多い気がするので、強がっていた女性が最後に愛に気づく…というようなテーマは描きにくいのかもな…と。
でも、この作品だと、男女のカップルの話になるので、そんなふうに見られがちかもしれませんが、本当は、カップルであろうと友達であろうと、恐れずに自分を出して向き合わないとよい関係は築けませんよね。
だから、一見、古臭く感じるかもしれないけど、実は普遍的なメッセージだなぁと感じました。
英語レッスン
せっかく洋画を観るなら、1つぐらい英語の表現を覚えよう!ということで、英語レッスンのコーナーを作ってみました。
今回は、
Pull over here.
という表現。
「ここで(車を)停めてください」
という意味で使われていました。
ポールがタクシーから降りるときのセリフです。
pull overは基本的に、車を道の片側に寄せて路肩に停めるときに使う言い方です。
道路のど真ん中で止まってしまうような場合にはpull overは使いません。
タクシーを降りたいときには、Please stop here.という表現でも問題なく通じます。
pull overは、けっこう日本人には思いつかない表現かと思いますが、現代でも使う表現なので、覚えてみてください!
では!
アイキャッチ画像出典:Photo by Benjamin Jopen on Unsplash
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