「ゴーンガール」なぜエイミーは夫の元へ戻ったのか?女子目線!?徹底考察!!

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画像出典:Photo by Camilla Plener on Unsplash

こわい、こわい映画でしたねー。
巷には、女こえぇΣ(゚д゚lll)!!!的な感想が溢れた今作、女子wたるもの、語らずにはいられません!!(自分は女子を名乗れる存在なのかと言われると疑問ありですがw)

ネタバレ全開で徹底考察いたしましょう!!

あらすじ

突然、姿を消してしまった”完璧な”妻、エイミー。キッチンからは大量の血痕を拭き取ったとみられるルミノール反応が見つかり、疑われる夫、ニック…というのが物語のスタート。


ゴーン・ガール (字幕版)

 

こっからネタバレあり!!


ってか、ブロガーの皆様なら分かってくれるかと思うんですが、あの日記よ!!!ブロガーってブロガーである前にロガーであることも多いと思うんですね。日記として文章でまとめる中で頭を整理すると言うか・・・・

だから、「あんな不自然な日記あるかーい!!」って思っちゃったwwww
だいたいロガーにとって日記っていうのはさ、ともすれば日常生活に染み出そうになる不平や不満を食い止める最後の防波堤みたいな役割だと思うんですよ。だから、ホントの日記とか見られたら、こっちが真っ先に疑われるわい!!!!ってことが書かれてるのが自然だと思うの(←え、私だけ???)

だから、あんな自分に都合がいいことだけが書かれてる日記という時点で一発でフェイクやろwwwwと思いましたね。作中でも女性刑事が怪しがってたので、バランスは取れてると思いましたがwww

まぁ、それはロガー以外には関係のない話なのでよいとしてwww(ちなみに、ブログと日記は全然別の役割です、私にとっては)デヴィッド・フィンチャー監督は「人生の停滞期」みたいなものを描かせたらホントにうまい人だなぁと思った。

ファイト・クラブでも思ったんだけど、物質的には何不自由なく生きているんだけど、なんか違う・・・・みたいな感じ。先進国に住む者なら、誰しも感じたことがある、感じることすら申し訳ないような、なんかつまんない感じ。
ニックも多分冒頭はそんな感じだったんじゃないのかな。奥さんとうまくいってない以前に、なんかこんなんでいいのかな・・・的な感じ。

で、あの記者会見でスイッチが入る。あのシーンは、女子目線で見ると、「男こえー!!!!」ってとこですよ。
だってね、あのシーンではもうエイミーにドン引きしてる訳でしょ。もう愛情はないんだと思うんだけど、あんなに熱っぽく、「帰ってきてくれ」って言えちゃうんだー。
あの記者会見の情熱は、決してエイミーに対してじゃなくて、自分の人生に対する情熱が戻ってきたシーンだと思います。

記者会見の直前に、彼に一段と不利なことが起こって、周りは止めるんですけど、彼は確か、”I can handle this….”って言って出ていくんですね。「俺なら何とかできる」っていうニュアンスだと思います。

それはまさに、ファイト・クラブで主人公がブラピに殴られて(なぐ・・られて・・・・ね・・・www)感じたのと同じ、生きている実感、というか、戦闘スイッチが入った瞬間なんじゃないかなぁ。自分で自分の人生の舵を取れるという感じ。
そして、またそれが、かっけぇと言うねw男のこえー感じはかっけぇと言うねwwwいやぁ、ずるいなぁwwww

もうネタバレもネタバレなんですけど、エイミーはこの記者会見を見て、ニックのもとへ戻って来るんですね。
これは、「ニックに惚れ直して説」と「あいつ、調子乗りやがって説」があるようなんですが、私は、断然、「惚れ直して説」だと思いますね。

復讐を完遂するために戻ったって訳じゃないと思うんですよ。憎しみのために戻ったんだとしたら、まだ話は単純だと思うんですよ。
多分、彼女はやっぱり愛のために戻ったんだと思うんです。やっぱり、この人しかいないと・・・
ただ、その愛し方が、いろいろと狂ってると言うね・・・・やはりお母さんの愛し方なのかなぁ。

ニックと結婚した時、今回家を出て車でぶっ飛ばしてる時とか、もっとレリゴーwwwな展開になる機会はあったと思うんですが、やはり生まれ育った生き方に戻ってきてしまう女性の話なんですね。

彼女本人も親のせいで無邪気な子ども時代がなかった的な発言もしているんですけどね、それでも、やっぱり戻ってきてしまう。それが、なんかリアルでしたね・・・・
憎しみでやってることじゃなくて、愛情でやってることだからこそ・・・・怖い・・・愛と憎しみは執着という一点において、恐ろしく似ています。

でも、意外と怖い怖いと言いながら、ハイテンションレビューになりましたね。フィンチャーならではのコメディ要素が効いているからでしょうか?

最後にこの映画が気に入ったら見るべき映画をご紹介しておきます。

塔の上のラプンツェル:ディズニーと侮るなかれ!!支配的な母との関係が描かれてます。

塔の上のラプンツェル (字幕版)
レボリューショナリー・ロード:こちらも停滞する夫婦の話。こちらの方が愛しているのになぜ・・・って思いました。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで (字幕版)
アナと雪の女王:Gone girlと聞いて、The perfect girl is gone….が浮かんだのは私だけじゃないはず!!!

アナと雪の女王 (字幕版)
いやぁ、書くの楽しかったわぁ。ちなみに弁護士かっこいいwww
実は冒頭のラブリーなシーンなど、美しいシーンも多い作品です。


ゴーン・ガール (字幕版)

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