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『鑑定士と顔のない依頼人』は胸糞ハッピーエンド!?私なりの妄想アナザーエンディングも!!【ネタバレ考察】

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 画像出典:Photo by Philippe Tinembart on Unsplash

いやー良質なサスペンスでハラハラしながら鑑賞させていただきました。この作品は本当にネタバレなしで見たほうがいい作品ですね!

今ならAmazon Primeの見放題範囲でサクッとご覧いただけるので、ぜひ!


鑑定士と顔のない依頼人(字幕版)

 (原題:BEST OFFER)

あらすじ

美術鑑定士として成功を収めていたヴァージルのもとに届く鑑定依頼。しかし依頼人の女性は一向に姿を見せない。人間嫌いのヴァージルだがミステリアスな依頼人に翻弄されていき…。

こっからネタバレあり感想!!

いや、もう、さすがに鑑定士のおじいちゃん、かわいそうすぎる!!

劇中めっちゃフラグは立ちまくってるんですけどもね、それでも
「いや、勘違いであってくれ…このまま終わってくれ…」
と願ってしまいましたよ(泣)

 
まぁ、でもね、強いて自業自得ポイントを挙げるとするならば、覗き見はよくないよね。今回は、まぁ、それもフラグなんですけども、依頼人のクレアが本当に広場恐怖症だったら、絶対嫌われてるよね、あの時点で。

 

姿を見たいっていう欲望があった時点で、容姿でジャッジしてるってことも考えられるわけで、いやー、身につまされるわー。

もしね、全然見た目とかは気にしないんだと、話すだけで2人の共通点を感じてるから、それでいいんだって想いだったら、また純愛エンディングに進む可能性もあったのかな、なんて思ったり(ゲームかw)

ちなみにクレアの姿を見るまで、あのバーにいた女性がもしかすると依頼人なのかな?って思ったりもしました。最後にバーの女性の名前がわかって、もしかすると監督もこのミスリードを意図していたのかな、と思ったり。 

 

ニュー・シネマ・パラダイスっぽいよね!

今作の監督のジュゼッペ・トルナトーレは、名作『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督なんですね!


ニュー・シネマ・パラダイス (字幕版)

 たしか、あの作品も主人公の映画監督は名声を得ているけれども、真の愛はまだ見つけられていないっていう設定じゃなかったでしたっけ?
こちらの主人公は様々な女性と付き合っていた感じでしたが。

ハートフルでありながらも、どこか寂しさの漂う作品だな、と思うんですよね。

『鑑定士と顔のない依頼人』が気に入った方はぜひ『ニュー・シネマ・パラダイス』もご覧ください。

ハッピーエンドなのか?

監督によると『鑑定士と顔のない依頼人』はハッピーエンドとのことです。


とはいえ、日本のレビューを見ると、「救いがない」とか「せめて、もうちょっと若いうちにやってあげて!」といった声が多かったです。

 

でも、どうなんですかね。個人的には、第一印象は「かわいそうすぎる! 」と思ったんですけど、案外ハッピーエンドなのかなと思えてきました。

 

冒頭では、周囲と距離を置き、手袋が手放せなかったヴァージルでしたが、最終的には手袋も要らなくなったようなので、精神的にはよい方向にいったんじゃないかな。

 

後、自分が今ヨーロッパに住んでるから思うんですけど、年齢に関しては、こっちの人って、あんまり気にしない人も多いのかもしれません。たとえ、何歳でも自分が心を開いていれば出会いも当然あるだろう!というマインドが、日本よりある気がします!

 

妄想アナザーエンディング

とはいえ、やっぱりやるせないエンディングだったので、頭から離れず、脳がいつのまにかアナザーエンディングを生み出してしまいました!

ロバート:ビリーさん、こりゃ、さすがにかわいそうすぎないっすかね?


ビリー:いやぁ、いいんだよ!こんなのあると、あいつ、まーた引きこもっちまうんだから。相棒の俺には、わかんだよ。

 

数年後、ヴァージルが真の愛情を築いた時点で一通の手紙が届く。

 

おめでとう!
君の幸福を祝して、せめてもの祝いの品を贈らせてほしい。
もっとも、今の君には無用の長物かもしれないが…。

 

手紙に記された住所を訪れるヴァージル。

 

屋敷の管理人:こちらの部屋にお通しするよう申し付けられております。

扉、バーン!!!

そこには一品も欠けることなくヴァージルのコレクションが飾られていた。

 

効果音ドーンッッ!!!BEST OFFER(画面いっぱい)

字幕:ヴァージルの死後、彼のコレクションは全て孤児院に寄贈され、現在は孤児院の運営資金、孤児たちへの美術教育の資源として活用されている…。

Fin

エンドクレジット

はい!!こんな感じで、勝手に私の脳内で上書きしておきました(笑)
いや、このエンディングだったら、まじでビリーがベストフレンド過ぎるww

 

こういったアナザーエンディングとか、後日談を自然に考えてしまう作品というのは、本当に力のある作品ですね。

ぜひ、多くの方に観ていただきたいと思います。


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